東京の日
不倫が原因らしく東京へとび出してきた、行くあてのない女の子アカリと、優しいが何においても中途半端で流されてばかりの男本田。家にくる?との一言で始まった二人の同居生活と、そんな二人を見守るスナックのママと客の女性たちオトナ。
物語のはじめの方でアカリが、終わりのアカリが旅立った後に本田が、それぞれ歌う《なごり雪》が映画にとてもあっていて印象的。
嘘をつき合いながら微妙なキョリをとっていた二人が、心を通じあわせた時に、互いを思いやる愛情から別々の道へと歩みだすというのも切ないがとてもよかった。
あとアカリのたたずまいも美しかった。
でも本田のような優しさが今の私にも必要かも。
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